茨城県つくば市・土浦市を拠点に高断熱、耐震設計の新築注文住宅を施工する工務店です。完成見学会も定期的に行っています。

2018年9月25日

建築物とは?

単純な質問ですが
「建築物とは何ですか?」
と聞かれたら皆さんはどう答えますか?

建築物とは建物、すなわち住宅や店舗などを想像すると思います
今回は法律的な立場からお話ししたいと思います

建築物を語るうえで重要な法律が「建築基準法」になります。我々、建築に携わっている人間にとってはバイブルのようなものです。その建築基準法では建築物を下記のように謳っています。

建築物とは土地に定着する工作物であり、屋根及び柱もしくは壁を有するもの、左に付属する門もしくは塀(他にもありますが、今回は身近な住宅をメインで)を指します

なんとなく言っている事はわかると思いますが、ここで定義している事はかなり大雑把なことなので、実際の運用は条項や条例に委ねられています。そこで実際にあったこんな場合はどうなの?というお話しをしたいと思います。ちなみに建築物の場合は面積により確認申請が必要です。無許可の場合は建築基準法違反で最悪の場合、工作物の撤去を必要とします。

【カーポート】
カーポートには2本足タイプや4本足タイプがありますが、いずれも柱や屋根があるので建築物です。面積によって確認申請が必要です。

【仮設のプレハブ】
最近では見かけなくなりましたが、昔は勉強部屋や物置など多岐にわたり使用していたと思います。一応仮設の部類かもしれませんが、建築物になります。当然ですが、ヨドコウやイナバの物置も面積により申請が必要です。立派な建築物です。

【トレラーハウス】
トレラーハウスには通常車輪がついています。移動可能なら建築物にはなりませんが、水廻りなどの設備に給排水工事をしてしまう(配管を繋ぐ)と、建築物扱いになります。ただしかなりグレーの要件ですので、実際はケースバイケースになると思います。車輪がない場合は完全にアウトです(コンテナなど)。

【ペット用の小屋】
通常の大きさ(小型犬・中型犬)であれば自力で移動可能であり、人間は中に入れないはずなので、特に問題はないと思います。ただし大型犬になると大きさが変わりますので、自作・購入に関わらず黒に近いグレーになると思います。

【外用のトイレ】
最近では見かけなくなりましたが、昔の住宅には多く設置していたと思います。建築物にはなりますが、面積が小さいので住宅の付属建物であれば、申請は必要ありません

【日除け・庇】
よく多いのが住宅の南側部分につける庇です。屋根だけであれば問題ありませんが、柱が付いてしまうと建築物になります。たまに自作で鉄パイプを使った簡易的なものを見かけますが、これも建築物になります。ただし屋根材が簡易的な場合(簡単に取り外しが可能)は、かなり黒に近いグレーです。

この他にもいろいろとあると思いますが
実際の判定は各市町村や県に判断を委ねています
心配な方は是非弊社に問合せしてみてください