茨城県つくば市・土浦市を拠点に高断熱、耐震設計の新築注文住宅を施工する工務店です。完成見学会も定期的に行っています。

2017年6月26日

平均寿命と健康寿命

日本の既存住宅数は現在、6,000万戸あります。空き家数が約800万戸ありますので、差引5,200万戸が実質住んでいる住宅数と言えます。それに対し新築着工戸数は約100万戸。割合にして全体の約2(5,200万戸に対して)しかありません。そのうち6割程度が1999年基準(断熱に関する基準)を満たすと言われているので、全体の約1%しか増えていない事になります(新築で増えた分、古い建物が解体される前提です)。

リフォーム世代は新築世代が20代から30代に対して、圧倒的に60歳代が多い。次に続くのが50歳代、そして70歳代以上と続きます。

<2013年の実例調査を基にした資料によると>
60歳代(約41%)
50歳代(約28%)
70歳代(約13%)
40歳代(約12%)
その他 (約 6%)

次に医療費の問題です。当たり前かもしれませんが、大半は高齢者が使っています。20代~30代が年間使う医療費が10万円。40代~50代は20万円。60代が40万円。70代が80万円。年齢が10年増える事に医療費は約倍になっていきます。

最後に日本人の寿命についてです
<2014年度の厚生労働白書による2010年の寿命は>
平均寿命 男性79.55歳 女性86.30歳
健康寿命 男性70.42歳 女性73.62歳
上記の差 男性09.13歳 女性12.68歳

平均寿命とはそのままの寿命となりますが、健康寿命とは「日常生活に支障がない期間」を指します。つまり平均寿命から健康寿命を引いた数字がそのまま「不健康な期間」、つまり寝たきりや介護が少なくとも必要な期間となります。

今までの数字をまとめると高齢者である程、無断熱もしくは低断熱の家に住む確率が高いと思われます。ただし60歳代がリフォーム工事を多くしているので、その時に水廻り工事だけでなく断熱工事を行うことにより、平均寿命と健康寿命の差をなくす事が可能

ひいては医療費の低減にも繋がるのです。

特に健康寿命をいかに伸ばすかが課題(差を減らす)で、経済的観点よりも高齢者本人及び介護者(配偶者や子供世帯)の人生設計に大いに重要な事である事は間違いありません。

日本の場合は寝たきりや要介護になってから
どうしようか」と考えがちです

欧米では「いかに寝たきりにしないか」に
最大の焦点を絞って労力を注いでいます

住宅に関する世界基準でいくと
いかに暖かい家に住むか」が
病気になりにくくなるもっとも重要な思案のようです