茨城県つくば市・土浦市を拠点に高断熱、耐震設計の新築注文住宅を施工する工務店です。完成見学会も定期的に行っています。

2016年1月7日

建築基準法と条例①

ちゃんとした名前ではあまり知られていませんが、皆さんが住んでいる住宅はすべて「建築基準法」という法律に則って建てられています

ちなみに弁護士さんが持っている六法全書にあたるのが「基本建築基準法関係法令集」などです
ここに建築基準法や建築基準法施行令、国土交通省告示などが記載されています
実は建築基準法の中でよく目にする言葉があります

それは・・・

特定行政庁が建築審査会の同意を得て許可した場合はこの限りでない」
地方公共団体が定めるものはその限りでない」
簡単に言いますと

つまりこれは「国は大まかには決めておくけど、細かい事は都道府県、市町村、特定行政庁で勝手に決めてね!」という事になります

こういった法律を「条例」といいます
条例という仕組みになっているのには理由があります
人口密集地であったり、過疎地であったり、山が多かったり、海が近かったりと日本中が同じ条件ではないので各都道府県市町村が独自に条例を作って使いやすくしたり、規制したりするようにしているわけです

ちなみに弊社がある土浦の場合

国が定める   「建築基準法
茨城県が定める「茨城県建築基準条例
土浦市が定める土浦市建築基準条例
があります

通常だと「建築基準法」が一番の効力がありそうですが、実は逆です
「建築基準法」でいいと書いてあっても「茨城県建築基準条例」がだめであればだめですし、「茨城県建築基準条例」がいいと書いてあっても「土浦市建築基準条例」がだめならだめです

土浦市の場合は土浦市の条例が主になり、それに書いてなければ県の条例に従い、県の条例になければ「建築基準法」に則します
ただし条例とは基本的な法律の内容は同じで数字的な規制・緩和が主です

例えば県の条例では500㎡という規制があった場合に、あるところでは1,000㎡に緩和されたり、逆にあるところでは300㎡に規制されたりするなどです

その他に条例には建築に係るもので「まちづくり条例」「景観条例」「緑化に関する条例」などが主にあります
(茨城県ではあるものとないものがあります)

まちづくり条例の主な内容は公共的な建物の規制(車いすでも使いやすい建物など)や業種的な規制(住宅地に商業的な建物を建てさせないなど)などです

景観条例街並みをきれいに保つためにその場所にそぐわない建物を規制したり外壁の色を奇抜なものを使用できないようにするものです

緑化に関する条例ある種の建物を建築する場合に敷地の何%かは緑地として使用しなさいなどになります

茨城県独自の条例もあります
通称「がけ条例」なるものですがけ条例は茨城県は崖が多い?から制定されたと思われます
敷地が崖の場合や隣地が崖の場合に2mをこえる高低差(擁壁がある場合は問題ありません)があると、計算式の内容によって建物を後退させなければならないものです

こういった条例は各都道府県独自に制定しています