茨城県つくば市・土浦市を拠点に高断熱、耐震設計の新築注文住宅を施工する工務店です。完成見学会も定期的に行っています。

2015年2月2日

ヒートショックにご注意を!

ヒートショックという言葉を皆さん一度は聞いた事があるかと思います。
正式な医学用語ではなく建築業界などが使用している用語の一つで簡単に言うと以下のような内容です。

急激な温度変化によるストレスから血圧が急変し、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす現象

特にこの時期、暖かいお部屋から洗面所やトイレなどの寒いお部屋に移動(逆もあり)する事によりヒートショックは起こりやすくなります。実はヒートショックが恐らく原因であろうと思われる死亡事故が、年間約17千件以上あると言われています。例えば家庭内の浴槽で起こる溺死者数は年間約4千人。そのうち高齢者の方が約9割(約3千6百人)に上ります。高齢者の溺死で一番多い原因が入浴中のヒートショックにより失神、そのまま浴槽で溺れてしまう事だそうです。直接的な死亡原因は溺死ですが元をただせばヒートショックに繋がる事が少なくないという調査結果が出ています。

血圧が急上昇した場合は「脳梗塞・心筋梗塞」・・・・・死亡の可能性大血圧が急低下した場合は「脳貧血により失神」・・・・・浴槽だと溺死?

それではどのような方がヒートショックになりやすいのでしょうか?以下に影響を受けやすい人の例を挙げます。

65歳以上である
お酒を飲んで入浴する事が度々ある
熱いお風呂が好き
④所謂「一番風呂」が好き
肥満気味である
病気を持っている(高血圧・糖尿病・動脈硬化・不整脈・呼吸器官系の疾患など)

①は所謂高齢者。年齢によりリスクは高くなります。②③④は血圧が変化しやすい環境にあります。⑤は健康な人に比べ普段から心臓などに負荷が掛かっているので血圧の変化が多いはずです。⑥は説明するまでもないと言ったところでしょうか。

それでは次に予防方法についてご説明致します。

脱衣室・浴室などを暖めておく
湯船の入り方など
二番湯に入る
飲酒後は避ける
⑤入浴の前後にはコップ1杯程度の水分を補給する

①は一般的によく言われている事です。各室内の温度差をなくす事に重点が置かれています。方法として暖房器具を設置したり、浴槽の蓋をあけ湯気で室内を暖めたり、シャワーのお湯を撒いて床や室内を暖めたりします。最近ではユニットバス自体にお湯が出る機能がついていて室温を上げる事が出来るようになっています。②はお風呂の入り方です。まず手や足などの末端からかけ湯をして体を温めます。湯船に入る時は足からゆっくり入り徐々に肩まで沈めていきます。出る時も急に立ち上がらずゆっくり出るように心がけましょう。③は二番湯にする事によって浴室内が十分に温まっています。④は前述の通り血圧が飲酒により不安定ですのでなるべくなら避けるべきでしょう。⑤は水分補給する事により、脱水症状や血圧を安定させるために必要な要素になります。多くの日本人はお風呂が大好きです。特にこの季節、寝る前に体を温めてからゆっくり床につきたいと考えている方は大勢いらっしゃるはずです。ですが高齢者や高血圧などの病気を持っていらっしゃる方にとって冬の入浴は危険と隣り合わせです。このようなご家族と同居している場合は、入浴中などに一声掛けてみるのも必要な習慣だったりするのではないでしょうか。

お湯加減いかがですか?